宇多田ヒカルさんの「何色でもない花」の歌詞の意味について考察していきます。
ドラマ「君が心をくれたから」(君ここ)の主題歌でもある宇多田ヒカルさんの「何色でもない花」
ドラマのために書き下ろされた楽曲ですが、ラブソングであると同時に「何色でもない花」とは何を表しているのでしょうか。
何色でもない花=サンカヨウを表しているのかなど、歌詞に込められている想いや意味を紐解きます。
- 宇多田ヒカル「何色でもない花」歌詞の意味を考察
- 宇多田ヒカル「何色でもない花」の歌詞や曲にファンの反応や反響・口コミは?
- 宇多田ヒカル「何色でもない花」タイトルの意味は?
宇多田ヒカル「何色でもない花」歌詞の意味【君ここ主題歌】
2月12日(月)に配信される宇多田ヒカルさんの「何色でもない花」はドラマ『君が心をくれたから』のために書き下ろされた一曲です。
ドラマ『君が心をくれたから』は月9の王道ラブストーリーにファンタジーの要素が加わった新しい世界観の作品です。
それを宇多田ヒカルさんの「何色でもない花」は優しく観る人の感情を包み込んでくれるような楽曲となっています。
宇多田ヒカル「何色でもない花」歌詞の意味を考察
「何色でもない花」が主題歌の『君が心をくれたから』は、永野芽郁ちゃん演じる主人公の雨が山田裕貴さん演じる太陽のために自分の“心”=「五感」を差し出す宿命を背負うという過酷な「奇跡」が引き起こすファンタジーラブストーリー。
ドラマのために書き下ろされた楽曲のため『君が心をくれたから』とリンクする歌詞が多く散りばめられていますが、ドラマを見ている方もそうでない方にも分かりやすく歌詞の意味について考察していきます。
何色ある花
君がくれたのは
引用:genius
何色ある花
![](https://yu41blog.com/wp-content/uploads/2024/01/aline-de-nadai-motsTck381I-unsplash-707x1024.jpg)
タイトルの「何色でもない花」ではなく「何色ある花」から始まるのには、物語の始めとリンクしているのでしょう。
主人公の雨は自分の存在など何の意味もなく、誰からも必要とされていないと感じながら過ごしてきた日々。
そこに太陽の存在が雨の心を動かし、人生を彩りのあるものに変えてくれました。
太陽の視点で見ると自分の命を救うために五感を差し出してくれた雨。
色覚障害で赤色が見えなくなってしまった太陽に五感の一つ「視覚」を差し出すというのは相当な覚悟があっての事。
花火師の太陽にとって致命的であった赤色が見えるようになるという物理的な問題だけでなく、雨という愛する存在が太陽の心も人生も彩りのあるものにしてくれたのではないでしょうか。
僕らはもうここに居ない
ああこんな遠くない未来
引用:genius
僕らはもうここに居ないけどずっと
![](https://yu41blog.com/wp-content/uploads/2024/01/brooke-cagle-oMtXGNw4ZEs-unsplash.jpg)
徐々に五感を失っていく雨とそれを受ける太陽。
どちらの立場であっても辛く悲しい現実を迎えることは明確です。
遠くない未来、2人で今のように過ごすことはできない辛い心情が現れています。
朝日が昇る
朝日が昇るのは
引用:genius
誰かと約束したから
ああ 名高い学者によると
僕らは幻らしいけど
今日も
![](https://yu41blog.com/wp-content/uploads/2024/01/roven-images-HxeBUWUiA1A-unsplash.jpg)
『君が心をくれたから』で一度は諦めた花火師になるという夢を自分が作った花火を雨に見せるため、もう一度花火師を目指す太陽。
ここで言う「朝日が昇る」とは「太陽が打ち上げた花火」を意味しているのではないでしょうか。
そして「名高い学者によると僕らは幻らしいけど」とはアインシュタインの「現実は幻想に過ぎない」と言う思想からきているのではないかとも考えられます。
宇多田ヒカル「何色でもない花」の歌詞や曲に世間の反応や反響・口コミは?
宇多田ヒカル「何色でもない花」の歌詞や曲を聴いた世間の反応や口コミを見ると、やはり高評価の声が圧倒的に多かったです。
- 心に寄り添ってくれるような音楽で涙がでた
- 美しいメロディーと唯一無二の歌声が素敵すぎる
- 辛い時に癒してくれる歌
- 温もりと切なさが両立された曲
あえて難しい言葉は使わず普遍的な言葉を紡いでるのが印象的ですよね。
だからこそストレートな気持ちが伝わり、思わず涙が流れてきたと言う方が多いのも納得です。
さらにドラマの世界観ともマッチしておりさらにファンが急増する予感がします。
では次にタイトルの「何色でもない花」にはどのような意味が込められているのでしょうか。
宇多田ヒカル「何色でもない花」タイトルの意味はサンカヨウ?
![](https://yu41blog.com/wp-content/uploads/2024/01/24145534_s.jpg)
「何色でもない花」とは「色がない」=「透明の花」と考えることもできます。
「透明の花」といえば『サンカヨウ』があります。
![](https://yu41blog.com/wp-content/uploads/2024/01/24320286_s.jpg)
『サンカヨウ』は白い花ですが雨に濡れると透明になる不思議な性質を持っており、ドラマの世界観ともマッチしています。
そして色覚障害の太陽にとって暖色系の多い花の色は「何色でもない花」になってしまう。
又それは五感を差し出す雨にとっても同じ意味を表しています。
ドラマはとても辛く苦しい感情になりますが、宇多田ヒカルさんはこの楽曲を通して「何かを信じることが怖い人に届いてほしい」とコメントしています。
愛することや何かを信じることの大切さも表現された奥深い一曲となっているのではないでしょうか。
「何色でもない花」の配信日やPV・収録アルバムは?
「何色でもない花」
- 配信日:2月12日スタート
- PV:公開日未定
- 収録アルバム:「SCIENCE FICTION」
「何色でもない花」は2月12日から配信が開始され、2024年リリース予定の宇多田ヒカルさん初のベストアルバム「SCIENCE FICTION」に収録予定となっています。
これまでリリースした宇多田ヒカルさんの名曲と共に「何色でもない花」が収録されるのは楽しみですよね。
愛することや何かを信じることの大切さも表現された「何色でもない花」は多くの人の心を動かす一曲となっているのではないでしょうか。