ミセス(Mrs. GREEN APPLE)「クスシキ」の歌詞の意味について考察していきます。
ミセス(Mrs. GREEN APPLE)の「クスシキ」は、アニメ「薬屋のひとりごと」の第2期 第2クールのオープニングテーマとして書き下ろされた楽曲です。
この楽曲は「薬屋のひとりごと」の物語とも深くリンクしており、主人公・猫猫(マオマオ)の生き方や信念を表現しているようにも感じられます。
歌詞に散りばめられた「言霊」「まほろば」「星になった貴方」といったフレーズには、どのような意味が込められているのでしょうか。
ミセス(Mrs. GREEN APPLE)の大森元貴さんが「クスシキ」の歌詞に込めた意味について深掘りしていきます。
- ミセス「クスシキ」歌詞の意味考察!
- 「クスシキ」歌詞の意味と「薬屋のひとりごと」の関連性は?
- 「クスシキ」タイトルの意味は?
- 「クスシキ」にファンの反応や口コミは?
- 「クスシキ」の歌詞の意味考察まとめ
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ミセス「クスシキ」歌詞の意味考察!
アニメ「薬屋のひとりごと」の第2期 第2クールのオープニングテーマとして書き下ろされたミセス(Mrs. GREEN APPLE)の「クスシキ」
「クスシキ」というタイトルは、「とても不思議で神秘的なもの」という意味の古語「奇しき(クスシキ)」を連想させます。
歌詞には「言霊」「まほろば」などの美しい日本語が散りばめられ、ひとつひとつの言葉に深い意味が込められています。
早速「クスシキ」の歌詞に込められたメッセージを考察し、その魅力を掘り下げていきましょう。
摩訶不思議な言霊
「摩訶不思議だ 言霊は誠かい」
この冒頭の一節は、まるで「言葉の持つ力」に対する疑問を投げかけているようです。
言霊とは、言葉に宿る力を指し、日本では「良い言葉は良い未来を呼び、悪い言葉は悪い運命を招く」と信じられてきました。
しかし、歌詞では「言霊は誠かい(本当なのか?)」と問いかけています。
これは、人の言葉が時に真実を伝え、時に偽りになることを示しているのではないでしょうか。
「薬屋のひとりごと」の世界では、権力争いや陰謀が渦巻き、多くの登場人物が嘘や策略を駆使して生きています。
しかし、その中で猫猫だけは常に冷静で、真実を見極める力を持っています。
この歌詞は、猫猫の“言葉”への懐疑心や、嘘にまみれた世界で生きる人々の姿と重なる部分があります。
また
偽ってるあいつは天に堕ちてったって
敵だったけども あいつはどうも
皆に愛されていたらしい
という部分からも、単純な善悪では語れない人間の複雑な感情が描かれています。
これは「薬屋のひとりごと」の登場人物たちにも通じる要素であり、敵にも味方にもそれぞれの事情があることを示唆しているのではないでしょうか。
博識術から転じたまほろば
「博識術から転じたまほろば」
「博識術」という言葉は存在しないので、作詞の大森さんによる造語だと考えられます。
「博識術」という言葉は、「広く深い知識や技術」を指し、猫猫の持つ医学や毒に関する知識とリンクしています。
猫猫は薬師としての知識を駆使し、宮廷で起こる様々な事件を解決していきます。
その知識は、時に人を救い、時に“毒”となり誰かを追い詰めることもある。
まさに、「薬」という存在の二面性を象徴しているかのようです。
そして「まほろば」は、「理想郷」や「素晴らしい場所」という意味を持つ古語です。
しかし歌詞の流れを見ると、ここでの「まほろば」は単純な楽園ではなく、猫猫にとっての「知識と生き方が導く居場所」のように感じられます。
彼女にとっての理想郷とは、誰かに仕える宮廷ではなく、自由に薬を調合しながら暮らせる場所かもしれません。
つまり、「博識術から転じたまほろば」というフレーズは、知識を武器にしながらも、自分が本当に求める場所を探し続ける猫猫の生き方を象徴しているのではないでしょうか。
別れと後悔
「愛してるとごめんねの差って まるで月と太陽ね」
ここでは、「愛してる」と「ごめんね」という感情が対比され、「まるで月と太陽のようだ」と表現されています。
太陽と月は、お互いに決して同時に輝くことのない存在。
つまり、「愛」と「後悔」もまた、同時には成り立たないものなのかもしれません。
これは、「大切な人を失って初めて気づく愛」や「後悔してももう遅い」という切ない感情を表しているように感じられます。
「また明日会えるからいいやって 何一つ学びやしない魂も」
という歌詞からは、「いつかまた会える」と思っていた相手が突然いなくなってしまった後悔が滲みます。
これは「薬屋のひとりごと」の中でも、猫猫と壬氏にとって重要な場面と重なります。
猫猫は常に冷静で合理的な性格ですが、それでも時折、大切な人との別れに心を揺らすことがあります。
この歌詞は、そんな彼女の内面の葛藤や、人が持つ「失ってから気づく」心情を描いているのかもしれません。
星になった貴方
「捲れば次の章 星になった貴方の歌を 口ずさんで歩こう」
大切な人を失っても、その人の想いは歌となり、残された者の中に生き続ける。
だからこそ、「口ずさんで歩こう」という言葉には、亡くなった人を忘れずに生きていく決意が込められているのでしょう。
「薬屋のひとりごと」でも、過去に亡くなった人々の思いが、猫猫や他の登場人物の生き方に影響を与えています。
この歌詞は、物語の中で紡がれる「人の死と、それを受け継ぐ者の物語」にも通じるものがあるのではないでしょうか。
「クスシキ」歌詞の意味と「薬屋のひとりごと」の関連性は?
「クスシキ」はアニメ「薬屋のひとりごと」のために書き下ろされた楽曲である為、物語の内容と深くリンクしています。
「クスシキ」は「薬(くすり)」の語源でもあることから、薬師である猫猫(マオマオ)の生き方や、物語全体のテーマと深く結びついていると考えられます。
以下では、「クスシキ」の歌詞と『薬屋のひとりごと』の関連性について、いくつかの視点から考察していきます。
言葉の力と真実
「摩訶不思議だ 言霊は誠かい」
この歌詞は、言葉が持つ力や、その真実性について疑問を投げかけています。
『薬屋のひとりごと』の世界では、噂や陰謀が渦巻き、言葉一つで人の運命が左右されることも少なくありません。
主人公の猫猫は、薬師としての知識と冷静な判断力で、そうした言葉の裏に隠された真実を見抜いていきます。
この歌詞は、言葉の持つ不思議さと、それに振り回される人々、そして真実を追求する猫猫の姿勢を象徴しているのではないでしょうか。
知識と理想郷
「博識術から転じたまほろば」
博識術は、広範な知識や技術を指し、猫猫の持つ薬学や毒に関する深い知識とリンクしています。
猫猫はその知識を活かし、後宮で起こるさまざまな事件を解決していきます。
このフレーズは、猫猫が知識を駆使して理想的な状況や解決策を見出していく過程を表していると考えられます。
また、猫猫自身が理想とする生き方や居場所を探求する姿勢も示唆しているのかもしれません。
愛と後悔の対比
「愛してるとごめんねの差って まるで月と太陽ね」
この部分では、「愛してる」と「ごめんね」という言葉の間にある大きな隔たりが、月と太陽のように対照的であると表現されています。
「薬屋のひとりごと」の物語でも、キャラクターたちは愛情と後悔の間で揺れ動く場面が多く描かれています。
特に、猫猫と壬氏(ジンシ)との関係性は、互いに惹かれながらもすれ違いや誤解が生じることがあり、この歌詞はそうした複雑な感情の変化を表しているのではないでしょうか。
別れと新たな章
「捲れば次の章 星になった貴方の歌を 口ずさんで歩こう」
このフレーズは、大切な人との別れと、それを乗り越えて新たな章へ進む決意を示しているように感じられます。
「薬屋のひとりごと」第2期第2クールでは、猫猫が過去の出来事や人々との関係性を振り返りながらも、新たな事件や謎に立ち向かっていく姿が描かれています。
この歌詞は、過去を受け入れつつ前進する猫猫の心情と重なる部分があるのではないでしょうか。
「クスシキ」タイトルの意味は?
ミセス(Mrs. GREEN APPLE)の「クスシキ」というタイトルは、作詞・作曲を手掛けた大森元貴さんが、古語「奇し(くすし)」からインスピレーションを得て名付けたものです。
「奇し」には「神秘的な」「摩訶不思議な」といった意味があり、さらに“薬”の語源でもあります。
この言葉の背景には、「薬は人を助けるものでもあり、時に毒にもなる」という二面性があるのです。
この考え方は、『クスシキ』の歌詞にも深く影響を与えています。
例えば、「言霊は誠かい」といったフレーズには、言葉が人を救うこともあれば、傷つけることもあるというニュアンスが込められているように感じられます。
また、「愛してるとごめんねの差って まるで月と太陽ね」という一節は、愛と後悔が紙一重であることを示しており、まさに“薬”のように扱い方次第で幸福にも苦しみにもなるものを象徴しているのではないでしょうか。
さらに、大森さんが語る「今世を超え来世でも変わらない愛」というテーマも、タイトルの「クスシキ」と結びついています。
命の儚さや人との別れを描きながらも、魂のつながりは永遠に続く——
そんな神秘的な視点が、この楽曲の世界観をより奥深いものにしているのです。
『クスシキ』というタイトルには、「言葉」「愛」「命」といったものの持つ“神秘的で摩訶不思議な力”への敬意が込められているのかもしれません。
「クスシキ」にファンの反応や口コミは?
ミセス(Mrs. GREEN APPLE)の「クスシキ」にファンからはこのよう反応や口コミが見受けられました。
クスシキって疾走感あって暗い雰囲気じゃないなと思ったけどそれと同時に取り繕ってる雰囲気があるね(?)
— ぱすたす🍏 (@IsgGsCyAPl86894) March 31, 2025
明るくしてるんだけど本心は見せてくれないような感じがする。薬屋だなぁ#MrsGREENAPPLE #クスシキ #薬屋のひとりごと
クスシキって疾走感あって暗い雰囲気じゃないなと思ったけどそれと同時に取り繕ってる雰囲気があるね(?)
— ぱすたす🍏 (@IsgGsCyAPl86894) March 31, 2025
明るくしてるんだけど本心は見せてくれないような感じがする。薬屋だなぁ#MrsGREENAPPLE #クスシキ #薬屋のひとりごと
クスシキ聞いてて気づいたけど歌詞の1部の「魂」の言い方が「たましひ」って歌ってて古語を全面に出してくるのさすがおおもっりーだなと尊敬した。
— MEI (@Meimei_mga) March 30, 2025
語彙力無さすぎるし多分みんな気づいてる笑
#クスシキ #MrsGREENAPPLE #薬屋のひとりごと
ミセス(Mrs. GREEN APPLE)が表現する「薬屋のひとりごと」の世界観が何とも魅力的ですよね。
そして「魂」という言葉の言い方一つをとっても大森さんの「薬屋のひとりごと」に対するリスペクトやこだわりを感じられる1曲となっています。
「クスシキ」の歌詞の意味考察まとめ
『クスシキ』は、「薬屋のひとりごと」の世界観と見事にリンクしながらも、もっと普遍的なテーマである
「言葉の力」「知識と居場所」「別れと後悔」「亡き人の想い」を描いた楽曲です。
この歌詞の中で語られる「言霊」や「まほろば」、そして「星になった貴方」というフレーズには、単なる恋愛や友情を超えた、生きることの意味や、受け継がれる想いが込められています。
アニメと共にこの楽曲を聴くことで、猫猫の物語だけでなく、自分自身の人生についても考えさせられる。
そんな奥深さを持つ一曲ではないでしょうか。
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